ゲティ美術館(ゲティミュージアム)とは
カリフォルニア州ロサンゼルスにあるゲティ財団が運営する美術館です。正式名称はJ・ポール・ゲティ美術館(以降このブログではゲティ美術館と書きます)。ゲティは、石油王ジャン・ポール・ゲティに由来しています。建設費用は10億ドだそうです、ゴッホ、ミレー、ゴヤ、セザンヌ、モネ、マネ、ルノワールなど名画がたくさんありました。額縁なしの画像は公式サイトやWikipediaにあるので、今回このブログでは額縁付きで気になった画や必見の画を一部紹介しまーす。
ゲティ美術館(ゲティ・センター)敷地
ゲティ美術館への行き方ですが僕の場合バスを使いました。ロサンゼルスのダウンタウンから約1時間半、ビバリーヒルズやハリウッド通りやサンタモニカビーチからは約1時間のところに位置します。
バス乗ります。余談ですが、ロサンゼルスのバスの運転手はガタイのいい女性が多い気がしました。
バスのトランスファー
ゲティ美術館は更に高いところにあるので、このような専用モノレールに乗って移動します
移動中に見える景色、いいなーロサンゼルス!
逆サイド、向こうに高層ビルが見えます。それだけ山のほうに来てます。
着きました、これがゲティ美術館。入場料無料です!
小僧が全裸でカエルと戯れている
カラフルでなんだか不思議な花!鳥みたい、なにこれ?
隣の芝生は青い。(言いたかっただけ)
The grass is always greener on the other side.
広大で優雅なゲティセンターの敷地、さすが石油王
しずく好きの僕にはたまらない、宇宙行ってしずく食べたい
キレイです、ほんとにキレイに完備されてます
ゲティ美術館(ゲティミュージアム)館内
ゲティ美術館は5つのパビリオンに分かれています。僕はルネサンスあたりよりかはバロック以降が好きなので、前半はサラサラッと目を通しつつ、印象主義・ポスト印象主義あたりに時間を費やしました。結構広いので、お時間の限られてる方は、計画的に時間配分すると良いかと思われます。
どこのパビリオンかは既に定かではありません、ブログレポートは手元にパンフレットがあるときにすぐ書き残すべきですね^^;
中の様子、外国の美術館や博物館は、撮影OKのところが多いので嬉しいです
美術品だけではなく彫刻もあります
陶芸品、色使いが良い
美術品の数々、この部屋の壁は赤を基調とし高級感が演出されてますね
いくつもの部屋が繋がっています、まじで広くて迷った
盛期ルネサンスのイタリア人画家、ティツィアーノ(Tiziano Vecellio)の作品
髭男爵もびっくりのリアルルネサンス感
神々しい
ルーベンス、バロック期の画家
ピーテル・クラースの作品、人生の空しさ(ヴァニタス)を描く作風で知られているようだ。それにしてもこの静物画のリアリティはすごい。
上の写真の別の拡大アングル。この表現力、写真では伝わりづらいので是非生で見てきて下さい♪
テル・ブルッヘン、オランダの画家。表現力豊か。
刺繍
次は、当時を再現した部屋の内装
ロココ時代感がすごい
なんというか凄まじく綺羅びやか
高級感が漂う
パシャパシャとっとります
淡い寒色を基調とするカラーが部屋に落ち着きを与えてます、アクセントの金やピンクのバランスが絶妙ですな
カリン塔とかにおいてありそう
シャンデリア
こんな部屋に1日住みたいなぁ。でも、お高いんでしょう?
オシャンティ部屋ラッシュで若干疲れ気味
ちょいと休憩
いやぁ、ロスいいねぇ、キレイだねぇ、優雅だねぇ
なんかほのぼのしてて好き
ここから僕の好きな時代きたー。
ゴヤ(Goya)の作品、瀬川瑛子さんちーっす(気持ち似てない?)。スペイン最大の画家です。
イギリスのロマン主義の画家、ターナー(Turner)の作品。この画家の風景画はマジでキセキ。
オルセー美術館にある「落穂拾い」でも有名なバルビゾン派のフランス人画家、ミレー(Millet)の作品。
もういっちょミレー(Millet)。オルセー行きたいオルセー行きたい。
19世紀のフランスの画家、コロー(Corot)の作品。
このタッチ、そうですモネ(Monet)です。フランスの印象派の画家です。睡蓮などで知られるモネですが好きな方も多いのではないでしょうか。
もういっちょモネ(Monet)。ワシントンDCのナショナル・ギャラリーやNYのニューヨーク近代美術館でのモネの作品も素晴らしかったです。
印象派のモネですが、こういう作品もあるのですね。ボストン美術館にあるラ・ジャポネーズはやくみたい。
「ひまわり」や「星月夜」でお馴染み、ゴッホ(Gogh)の「アイリス」という作品。ポスト印象派のオランダの代表的画家です。そういえば、asada’s memorandum (ゴッホの本当のすごさを知った日)という記事を前に読んで、ゴッホの作品を生でみたいなーと思ってたのを想い出した。
きましたよ、フランスのポスト印象派画家、ルノワール(Renoir)。女体美の巨匠。微笑ましい作品。
印象派のイギリス人画家、シスレー(Sisley)の作品。典型的な印象派の画家らしい、ピサロ曰く。穏やかな風景画ですねぇ。
フランスの印象派の画家、ピサロ(Pissarro)。ピサロの作品は実はあまり知らなかったけど、他のも生でみてみたい。
またもやモネ、安定のモネ。
フランスの印象派(正確には印象派ではないらしい)の画家、マネの作品。西洋絵画史という本曰く、印象派が「心の兄貴」と慕った偉人だそうです。それだけ人望が厚かったんでしょうか。
フランスのポスト印象派の画家、ゴーギャンの作品。この画家は色使いが豊かで、作風がユニークです。ゴーギャニズムがあります。
最後はこれ、「叫び」で知られるノルウェー出身のムンクの作品。残念ながら暗い写真になってしまいましたが、ムンクは後日描く予定のニューヨーク近代美術館の記事で堪能してもらうとして。ってか、「くらぼったい」って静岡弁なの?
まとめ
いかがでしたか?気になった作品はありましたか?ホントにスケールがでかく、いわゆる観終わった後の「美術館疲れ」が凄まじいですが、豪華なメンツが揃っていますのでロサンゼルスにお立ち寄りの際は是非訪れてみてください♪
ちなみに美術館の後は、ロサンゼルスで毎年行われるハロウィン仮装パーティーに参加してきました。次はサンタモニカビーチの記事書きます!ではでは。
今日紹介したゲティ美術館はココ!
正式名称:J・ポール・ゲティ美術館
所在地:1200 Getty Center Dr, Los Angeles, CA 90049 アメリカ合衆国
営業時間:日曜日 10時00分~17時30分
入場料:無料
参考リンク
西洋絵画を勉強するのにオススメの本
今回は、西洋絵画史入門という本を読み進めながら美術史の勉強がてら記事を書きました。イラストもあり、人物や美術作品にわかりやすい解説がついており、勉強になり楽しめるのでオススメです^^