海外大学院留学を考えるWebデザイナーやUI/UXデザイナーへ:デザインスクール選びの4つのポイント

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Ciao!ゆーやまです。(気持ちだけでもイタリア在住)

今年の11月からミラノ工科大学大学院に入学することになりました。コースはストラテジックデザインという修士過程です。大学院合格までの道のりは別の記事にまとめましたので、合わせて読んでみてください。長文だけど許してね。

さてさて、本稿では、実際にデザインスクールを選ぶ上でのポイントをまとめました。右も左もわからない状態からのスタートで、学校選びも一苦労でしたので、かなりピンポイントですが同じような境遇の方の参考になればと思います。

こんな人に読んでもらいたいです。

  • キャリアアップを考えるWebデザイナー、UI/UXデザイナー
  • 海外生活、海外大学院留学に興味のある方
  • ビジネスデザイン領域に興味がある方
  • 社会人を辞めて全力で人生を楽しみたい僕みたいな人(勉強はおまけ)

目次

  1. 検討したデザインスクール一覧
  2. 何を基準に大学院を選ぶのか
  3. 1. コスト面(学費+生活費)
  4. 2. 授業カリキュラム
  5. 3. 立地
  6. 4. どこまでスコアメイキングできるか
  7. まとめ

検討したデザインスクール一覧

世界は広い。デザイン修士ということだけでいうと無限にありますね。とはいえ、やはり質の高い人材が集まる大学院を狙いたいので、ワールドランキング(Art & Designカテゴリ)などを活用しながら、大学院候補を洗い出しました。個人的に気になってカリキュラムや学費まで調べて検討したのは、以下です。一部MBAも入ってますがご愛嬌で。

✅は実際にキャンパスビジットした学校です。

北米
MIT, US:Integrated Design & Management (IDM)
RISD, US:Master of Design
カーネギーメロン大学, US:School of Design
イリノイ工科大学, US:Institute of Design (ID)
スタンフォード大学, US:D School
UCLA, US:Design Media Arts
トロント大学, カナダ:Business Design

ヨーロッパ
✅ミラノ工科大学, イタリア:Digital and Interaction Design
✅ミラノ工科大学, イタリア:Strategic Design (POLI.design)
✅ミラノ工科大学, イタリア:Service Design (POLI.design)
✅ドムスアカデミー, イタリア:Master in Interaction
✅アールト大学, フィンランド:International Design Business Management
✅アールト大学, フィンランド:Collaborative and Industrial Design
デルフト工科大学, オランダ:Design for Interaction
✅アイントホーフェン・デザインアカデミー, オランダ:Information Design
ウメオ大学, スウェーデン:Interaction Design
✅オスロ大学, ノルウェー:Informatics: Design, Use, Interaction
CIID, デンマーク:Interaction Design
KADK, デンマーク:Strategic Design & Entrepreneurship
✅ワルシャワ大学, ポーランド:Graphic Design
RCA, UK:Service Design
ロンドン芸術大学, UK:Service Design
ゴールドスミス・カレッジ, UK:Expanded Practice

中東
✅テルアビブ大学, イスラエル:Sofaer Global MBA

何を基準に大学院を選ぶのか

ヨーロッパに寄ってしまったのはご容赦ください。ここまで絞れたら次は、①コスト面、②授業カリキュラム、③立地、④スコアメイキングの4つの側面から吟味していきます。

1. コスト面(学費+生活費)

いきなり現実的な話ですみませんが、やはり予算があるかと思うので、ある意味はじめに学費は調べておくべきでしょう。アメリカのトップスクールともなれば学費+生活費等で2年で2000万円かそれ以上かかってきます。イギリスは1年のカリキュラムのところが多いですが、それでも1000万円近くかかります。

また、奨学金という手もあり、給付型(返済不要)と貸与型(要返済)の2種類があります。まだ年齢に余裕がある人(目安は受験時に30歳以下)は、JASSOやフルブライトなどの高額な給付型奨学金も狙えます。もちろん倍率はかなり高いですが、トライしない理由はないでしょう。給付型奨学金の種類に関しては、JASSOの一覧ページがわかりやすいです。

僕の場合は、前回の記事でも書いた通り、給付型奨学金を受けるのは年齢的に難しかったです。なので、予算的にUSとUKの選択肢は秒で消えました。私費留学の人は、帰省すると返済に追われるという話をよく聞きます。借金で縛られるのは嫌だったので自力で1000万円ほど貯めて、その範囲で行けるヨーロッパの大学院に絞りました。

ちなみに、1.5年間でかかる僕の留学の概算費用は700万円ほどです。

▼概算内訳

学費 :200万/1.5年 (授業1年+インターン0.5年)
家賃 :216万/1.5年 (12万*18ヶ月)
生活費:180万/1.5年 (10万*18ヶ月)
交通費:50万程度 (日本/イタリア間の旅費/現地交通費など)
保険 :15-20万/1.5年
その他:30万 (通信費、教材費、研修費など)

今年はコロナでミラノに行けないので多少のズレはあるかと思いますが、なかなかの出費ですね…。

2. 授業カリキュラム

上述したデザインスクール一覧をみてもらうとわかる通り、デザインスクールといっても多種多様です。

  • ビジネスデザイン
  • ストラテジックデザイン
  • サービスデザイン
  • ブランドデザイン
  • インタラクションデザイン
  • UI/UXデザイン
  • プロダクトデザイン
  • インダストリアルデザイン
  • グラフィックデザイン

感覚的には、上がビジネス寄りのカリキュラムで、下に行くほどデザイン寄りかという感じですかね…?もちろん、各大学院によって名称の定義は変わってきますので、各大学院のサイトでカリキュラムの詳細を見比べてみると良いかと思います。

ここでのポイントは、①自分が今後どうなりたいのか、②それを実現するには何が課題か、の整理です。僕の場合は、イタリアで遊び倒すというのがメインですが、今回の勉強のテーマは論理武装してビジネスセンスを培うことですね。

ちなみに、同じデザインマスターでも、MSc(Master of Science)のところもあれば、MA(Master of Arts)のところもありました。大学院によって、デザインコースのコンセプトが違うのがわかりますね。

3. 立地

どの国にするかで、気候、食べ物、物価、安全面などいろいろ変わってきますね。ここに関しては、優先順位が高い項目が何か、一度整理してみるといいかもしれません。語学スクールの友達は、寒いのが嫌いで、暖かいエリアがいいということで、アメリカ西海岸を希望してました。

僕は学びたいことが学べれば、あまり場所に拘りはなかったです。イタリアの決め手は、最終日に食べたピザが美味すぎたからです。(半分ホント)

4. どこまでスコアメイキングできるか

どの大学院にも共通することですが、英語試験のスコアメイキングは海外大学院留学するためには必須です。ターゲットスコアと現状の語学力によって、スコアメイキングにかかる期間は人それぞれ変わってきます。以下、ざっくりですが足切りスコアのラインです。

IELTS
最難関校:7.0〜7.5
難関校:6.5〜7.0
上位校:6.0〜6.5

TOEFL
最難関校:100〜110
難関校:85〜100
上位校:70〜85

どちらの試験でもOKというところが多いですが、大学院によっては、IELTSしか認めませんとか、TOEFLじゃないとダメというパターンがありますので、行きたい大学院の必要条件(Requirement)を事前に調べてから英語の勉強を始めると良いと思います。

僕は、TOEFLを1年ほどAGOSという大学院のための語学スクールで勉強したのですが、伸び悩んだ+モチベーションが途中で下がったために、IELTSに切り替えました。

まとめ

いかがでしたか?留学生活を想像するだけでワクワクしませんか?

もし今、キャリアアップを考えるWebデザイナーやUI/UXデザイナーがいましたら、大学院という選択肢を一度検討してみてもいいかもしれません。

引き続き、海外留学に興味のある方はもちろん、デザインに興味のある方、新しいことに挑戦している方、人生のモヤモヤから抜け出したい方に向けたお役立ち情報をお届けする予定ですので、Twitter(@yuyama_24)で気軽にフォローしてくださいね。また、この記事の感想や、こんなこと知りたいという質問等もお待ちしてます。

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